創作をする意味
タイトル通りです。
ふとなんとなく、どうして創作をするんだろう? と原点を振り返ってみました。人によっては、創作は時間の無駄だとか、やっても辛くて面白くないとか思う人もいると思うんですよ。
私の場合どうかというと、最初は痛みから現実逃避したくて、だから必死でやっていました。
家庭も学校も、癒やしと呼べる環境にはいなかったので、私は信頼できる自分を形作りたくて、そして自分のもうひとつの家族が欲しくて、キャラを描き始めました。
今も続く親友達との思い出でもあります。
イマジナリーフレンド…とまで行かなくてもそれに近かったんですよね。だから否定されるとそこそこ凹みます。
当時は幼くてその辺弱かったので。(近年はいい意味で落ち着いてそんなでもないです)
ヤミモノは、強くて孤独なルナンが仲間を見つけるところから始まります。最初は道具のように捉えていたクルミやディオルたちの存在が、ルナンの中でだんだんと大きくなり、いつしかかけがえのない人々となっていく過程を書く物語です。
ハナニゲの方は対照的で、信頼し合うシエルとメアリの義姉弟が互いに思い合い、手を取り合って進んでいきます。戦争中で傷つきながら、仲間達に恵まれて、皆に愛され育てられ、やがて他の傷ついた人々を救ってゆく物語としています。
”あの傷を忘れたいけど、忘れたくないな。
そっと前を向いて歩いていきたい。
この手で誰かを助けたい。”
そんな、この世界にありふれた、ありきたりな物語を、一生をかけても私の目線で書いてみたい。
それが今のところのこたえです。
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